CONCEPT
「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」
松尾芭蕉は、延々と続く時の流れや季節の繰り返しを旅人に喩えました。 およそ百年前に建てられ、これからの百年に向けて新天地で和風ヴィラに生まれ変わった板倉。 時空を旅してきたこの建築物は、旅仲間を温かくもてなしてくれます。
“ヴィラ”発祥地のヨーロッパでは、贅沢なカントリーハウスでプライベート時間を楽しむスタイルが根付いています。日本にも“庵”という空間があります。古くは万葉集に「故郷を離れた孤独な住まい」として情趣深く詠み込まれていますが、やがて「風流人による質素な佇まいのアトリエ」として文人や茶人を中心に楽しまれるようになります。 自宅で過ごすように寛ぎながら、プライベート時間が満喫できる空間を持つ。 板倉庵 百 HAKUは、古今東西で愛されてきたライフスタイルをカタチにした宿です。